yn structure

2021/2/24 新しいプロジェクトのアルバムをリリースしました。

yn structure “fringe of air”


https://bit.ly/2NJmOXl

全13曲 全曲インストロメンツのアルバム。

去年からの世界の状況は今更説明する
つもりもないけれど
オレ自身も普段の生活からは
随分とかけ離れた時間を
過ごすことにもなった。

ポッカリ空いた時間も結構できたし、
時間の流れも生活のリズムも
大きく変わった日々となったのは
間違いない。


もちろん自身のソロプロジェクトの
LUCY’S DRIVEで曲も
新たに書いてはいたし
それを改めてリリースするという
選択もあった。

実際、せめて自宅から
とりあえず元気です、的な(笑)
オンラインLIVEを何度かお届けしたし、
その中で新曲お披露目なんかも
してはいたしね。

自宅という事もあり
アコースティクギター中心で
演奏したけれどそれはそれ面白かったし、
バーチャルリアリティーなLIVEは
貴重な体験だったよなぁ(笑)


そんな中でも何だか自分の中に
違和感があったというか
しっくりこない何かがあって
いまいち気が乗らない日々でもあった。

そんな中でふとしたキッカケで
惹かれていったスタイルの音楽があって
自分でも音を作ってみたら面白いかなと、
作り始めたものを
今回まとめてアルバムという形で
リリースすることにした。

そのlofi-hiphopとかchill beats, chill out
とかで呼ばれているスタイルの音楽は
ここ数年で世界中の人々を
癒しまくっている(笑)
YouTubeでは24時間ノンストップで
流れ続け、サブスクの音楽サイトでも
世界中で星の数ほどアーティストがいて
さもあれば煮詰まりまくる勉強や仕事、
寝付けないなどストレスにあふれた
現代特有の何とか症候群の人たちを
支え続けている。

そんなオレもその
何とか症候群の一人だったのかもしれない。

大まかな特徴としては
ヴォーカルが入っていないインスト
が中心で、曲のサイズも短く、
hiphopでよく使われる跳ねたビートに
サンプリングされた昔のJAZZなんかの
ピアノやギターのサンプリング音が
使われたりする。
レコードのスクラッチノイズや
鳥や風や雨の音なんかもよく使用される。
もちろんそうでない曲も沢山あるし、
そのカテゴリーの中でも
様々なスタイルがある。

lofi-hiphopと揶揄される所以は
カセットテープに録音したような
劣化させた音質、使用される軽快なリズム、
そしてサンプラーと呼ばれる
録音したデータをバラバラして
再構築できる機材を使用したhiphop特有の
制作スタイルに基づくのだろう。

ざっくり言うと、
聴いていてどこか懐かしくて、
いい意味で邪魔にならず、
聴いた人が心地よくなれるんだよね。


ROCKという音楽のスタイルで
今まで音楽を作り続けてきたけれど
新しいスタイルの音楽制作は
とても刺激的だったし、煮詰まったし、
悩んだし、納得いかずに
捨てた曲も沢山あった。

それは20代のバンドを始めたころ、
狭いワンルームの部屋で
曲を作り始めた時によく似ていて、
もちろん今までの経験や引き出しは
役に立ったけれど
それ以上に初めて経験することも多かった。



yn structure
それは作ることによって自分自身を癒し、
振り返り、また新たな挑戦をする
機会を得た、素晴らしい体験でもあった。
そしてこの曲たちが聴いたあなたの事を
そっと勇気づけてくれると
嬉しいな。

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